スピリチュアルセラピスト鈴 -すゞ-のブログ

それは、冬も終わりかけ生命の息吹が感じられるようになった季節の話です。


ある1つの何気ない事故がありました


事故は、1台の車に4人が乗車しておりドライバーは免許取り立て、しかもアルコールも少し入っていると後に知りました。

その車は何らかの原因で蛇行し、道沿いの電柱に激突…ドライバー他2名が重傷、たまたま助手席に乗っていたその当時家族ぐるみでお付き合いしていたご家族の息子さんがお亡くなりになりました。

連絡をいただいた私たち家族はとるものもとりあえずその友人宅へ出向き、変わり果てた姿に手を合わせその日は自宅に引き上げました…

その夜父の友人達と、故人の思い出を語り合っているときでした…玄関のチャイムが1回鳴り「お客さん?」と思い玄関に出てみると誰もいません…席に戻りまた話を始めると、今度は2回、3回となります「いたずらかなぁ?」とも考えながら玄関に出てみるとやはり誰もいません…戻ろうとすると耳元で小さく、まるで囁くように…でも居間に居合わせたみんなが聞こえるように…ありがとう、じゃね

その時には怖さも、不思議さも無くただ、ただ、懐かしさと、悔しさ…そして悲しさがこみ上げ来たのを今でもハッキリと覚えています。その方が亡くなられてもう長い年数たちますが今でもその感情はハッキリと覚えています。


その後、みんなで話たのは「怖かったね」ではなく「挨拶に来たんだね、死んでも律儀なヤツ」と泣き笑いで夜は更けていきました。