呪術
皆様は今回の題名に持ってまいりました言葉「呪術」と言うものは至極特別で自分とは縁遠いものであると思っていらっしゃる方がほとんどだと思います。
この「呪術」をもちいて大きいことを行おうとしたとき、そこには人知を超えた何かの力が働く事になりますが、何も、大きいことだけに人間は「呪術」と言うものを使っているのではありません。
人間が日頃思うこと、最初は漠然と思っていたことでも次第にそれは思いが強くなり『どうしても自分が思っていることを現実のものにしたい』と考え始めたとき…それはもう既に「呪術」の領域に知らず知らずのうちに入っているのです。
例えば、宝くじを買って一等前後賞を狙って、『宝くじの購入はどこそこの売り場で買い』『買ってきた宝くじは当たりますように』と願かけをして、暗い場所に保管をする…この一連の行動は既に、宝くじよ当たれ!と言う「呪術」です。
「呪術」と言うのは特別なものではなく、人間が生きていく上での必要な事でもあるのです。
皆様が思い描いている「呪術」との境目とは、善と悪の境目が曖昧で働く力や引き出す力が強いのか、弱いのか…だけのものなのです。